2015年7月7日火曜日

2020年大学入試改革

最近、高校や塾の先生向けの研修の機会を多く頂いております。

GGCは推薦・AO入試の指導メソッド・教材などの開発をしてきました。
当初は、自分たちが展開する塾や予備校、高校の先生方に限らせて
いただいていたのですが、今後は日本全国の高校・塾・予備校に
ノウハウの共有をしていこうと考えていた矢先、研修の機会が多くなってきました。

その背景には大学入試改革があります。
2020年には大学入試が大きく変わります。センター試験が廃止され、
新しい学力試験が始まります。更に生徒自身の志や問題意識、人間性などが総合的に
問われるようになるのです。高校生自身の学力を出願書類に書き込み、提出した後、
大学別の個別試験が課せられます。個別試験が地方や地域の高校生にとっての
ポイントなのです。この個別試験の中身は、大学で何を学びたいかを問う志望理由書や、
大学入学後の学習計画書、また高校でどのような活動をしてきたかの成果報告書、面接や
プレゼンテーション、グループディスカッションなど多様な試験が課せられる予定です。
つまり、学力だけでなく、志や表現力、人間性も見る入試に変わっていきます。
各地域から優秀な生徒を集めて、集中的にガリガリ勉強させる高校ほど、個別試験に
対応できず、不利になります。 

もう、お分かりかと思います。
2020年からの入試改革は推薦・AO入試と一般入試の融合型になるのです。先生方からの
研修の要請が多くなった背景には、このような大学入試の地殻変動があったのだと思います。

私たちは、この大学入試改革を支持し、民の立場で改革を支えたいと思います。